タブーのこと
営業に転職したときのために知っておきたい「営業のタブー」について、せっかくですから、ここでお話をします。
タブーの中でも、営業中の会話に関するタブーというものがあります。
会話に関するタブーですから、「禁句」と表現することもできます。
宗教の話
よく言われるのが、宗教と政治の話はタブーだというものです。
まず、宗教の話に関しては、そもそも相手が信じている(信じていない)宗教が何なのかということをこちらが知っていることはありません。
そのため、最初に切り出した宗教が、相手が信じていない宗教であった場合、相手を不快にさせるだけでその後の商談をうまく進めることはできません。
また、反対に相手の信じる宗教に関して切り出してしまった場合、自分が売り込みにいっているにもかかわらず、以後、相手から宗教の勧誘をされた、などということになりかねません。
何よりも、宗教はきわめてプライベートlな問題なので、商談の場に持ち込むべき話ではありません。
政治の話
政治の話も避けるべき話題です。
自分が支持する政党の話を切り出すのは論外ですが、時の政権批判を話のきっかけに持ってきたとき、相手がその政党の支持者であった場合、いきなり相手を批判することになってしまいます。
売り込まなければいけない相手を批判して、商談がうまくいくはずがないということは簡単に分かります。
以上のように、宗教と政治の話はリスクが大きいため、営業の場面でその話をしてはいけません。
どうしても話題が思いつかない場合は、余計な雑談はせずに、自社の商品やサービスの話をするだけにとどめておきましょう。