営業には接待がつきものだったけど
営業といえば接待、という時代はすっかりかすんでしまったと言われています。
往時には一晩で数十万から数百万円のお金を使った接待を行っていた、などという話まであるほどです。
しかし、長引く不況のために、そのような接待を行う会社も少なくなりました。
不況のせいで、会社としては経費の節減に迫られているわけですから、その一環として、接待の軍資金である交際費も例外でなく削減されています。
何よりも、商品やサービスがあふれる現状では、接待をしたところで売上に繋がらなくなっているといわれています。
営業と接待
ほとんどの会社が交際費を削減した結果、まったく接待をしない会社や、接待をしたとしても月に1,2回という営業マンが増えてきています。
また、バブル時代のように、待っているだけで仕事が舞い込んでくる時代ではなく、どこの会社でも忙しくて、いちいち接待に付き合う時間もない、というのが実情となりつつあります。
そんな状況において、しつこく接待に誘われては、かえってこちらの心証を悪くすることにもなりかねません。
そうなっては本末転倒です。
もちろん、減ったとはいえ、社会的な認識としては、接待は必要だと考える会社、人がかなりの数存在する以上、最低限の接待の必要性自体は否定されません。
そのため、営業マンとして接待をするとしたら、既に信頼関係を築けているか、何度か取引のある相手などに絞って行うべきだということになります。