まずはあいさつから
営業に転職すれば、営業マンとして毎日外を出歩いて、会社訪問を繰り返すことになります。
そのときに必ずすることになるのが「あいさつ」です。
あいさつは、社会人として普通に働いている限り、誰に対してもすることになりますので、結構慣れによってぞんざいになってしまうものです。
営業だから特別のあいさつの仕方があるというほどのことはありませんが、もう一度自分を振り返ってみる意味で、ここであいさつのことをお話します。
顔の向きに気をつける
最初に、会社名と名前(あるなら役職名)を名乗ってから、そしてお辞儀をします。
おじぎの仕方について、若干の注意点があります。
注意点というのは、顔の角度のことで、してはいけないお辞儀として、顔を相手に向けたまま頭を下げるというものがあります。
そうではなく、頭を下げるときには顔を下に向けてから行います。
営業としては、相手が話を聞いてくれそうかどうかが気になって、相手の顔を見ていたい気がしてしまいますが、お辞儀の作法として、顔を向けたままお辞儀をしてはいけませんので、それは営業であっても同じです。
入り口の挨拶の時点で相手から常識がないやつだと思われてはまったく意味がありません。
相手の感触を確かめるのは、頭を上げてからで十分間に合います。
あいさつがきちんとできたからといって、それだけで成約に結びつくわけではありませんが、あいさつができなければそもそも話を聞いてもらえませんから、基本をおろそかにしてはいけません。